ADP

デザイン、アート、建築の専門出版社

デザインのできること。デザインのすべきこと。

What design can do. What design should do.

グラフィック・デザインは進化する。
領域を超えて拡張をつづける。
2次元のデザインが空間とのコラボレーションで3次元へ。
そのデザインは、空間のアイデンティティを創出する。
さらに、時間軸との関わりによって、次元が拡大し、4次元のデザインへと広がる。
デザインの可能性が、この一冊から見えてくる。
ジャンルを超えてデザインにかかわる方々、必携の書。

ありそうで、ない。 できそうで、できない。
笑顔の奥に隠された冷静な企み。
廣村は、共感に罠を仕掛ける。

暴力的で、派手なデザインは、嫌いじゃない。やってみたいデザイナーの気持ちも、ずいぶんわかる。 でも、チカラとかスピードだけに頼ると、ものは総じて味がなくなる。拙劣な印象さえ与えることもある。 突き刺す感覚をゼロにしながら、静かにとどめを刺す。藤枝梅安のように、ハリの使い方を熟知するデザインには広い奥行きと迫力を感じる。 廣村正彰は、毒がないと思わせる、毒の使い道をよく知っている。ありそうで、ない。できそうで、できない。 廣村の仕事一つ一つに、改めて目を凝らして欲しい。笑顔の奥の冷静な企み、共感に仕掛けられた罠が、 見る人を迷宮に誘い込む。デザインだけじゃなく、コミュニケーションのコツをこの本は教えてくれている。
三井 浩 | コピーライター

著者紹介

1954年
愛知県生まれ
1977年
田中一光デザイン室入社
1988年
廣村デザイン事務所設立

主な仕事

1999年
埼玉県立大学サイン計画/竹尾ペーパーショウ企画、構成、AD/公立函館未来大学UI計画
2000年
東京証券取引所サイン計画
2001年
日本科学未来館VI、サイン計画
2002年
六本木泉ガーデンVI、サイン計画
2003年
CODAN東雲VI計画、サイン計画
2004年
北千住丸井サイン計画/丸善丸の内本店サイン計画/北京建外SOHOサイン計画
2005年
丸ビル宣伝演出計画/東京工芸大学UI計画
2006年
日産自動車デザインセンターサイン計画/平城遷都1300年祭記念事業ロゴマーク/竹尾湾岸物流センターサイン計画 など。

  • 定価
  • 本体3,800円 + 税
  • 発行日
  • 2007年6月21日
著者廣村 正彰
批評加藤 國康
英訳アルフレッド・バーンバウム、林 千根
ブックデザイン廣村 正彰、木住野 彰悟、黄 善佳(廣村デザイン事務所)
サイズ天地257ミリ×左右190ミリ
頁数240頁、フルカラー
製本かがり並製本、ジャケット装
テキストJapanese & English
  • 書籍コード
  • ISBN978-4-903348-06-3 C0072

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