
TEPPEI ONO THE WORKS
小野哲平
作家自らが選んだ作品55点による一冊。
つねに作家、つねに表現者、何のために、と自分の中での葛藤がつづく
時間に耐え、持続し続ける、小野哲平の手から生み出されたモノ
小野哲平は、生きることに正直に、社会の中で、どう生きるかを問い続けて、
そこから生まれる制作への衝動によって、モノを生み出してきた。
「社会の中で、私たちが自ら捨て去ってしまった、だいじな感情のかけらを再生して、再び社会に戻してゆくことが、自分の仕事だと思っています」という。
私たちは、小野哲平がつきつける問いに、どう向き合えばらよいのだろうか。
著者略歴
1958 | 愛媛県生まれ |
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1978 | 三度の美術大学受験不合格の後、備前にて弟子になる |
1980 | 沖縄・知花にて弟子になる |
1982 | 常滑にて鯉江良二さんの弟子になる |
1983 | 初めての個展、価値ってなに?「量り売り展」フランクK・宮崎ギャラリー(名古屋) |
1985 | 常滑の小さな山の中にて窯と仕事場をつくる |
1986 | 陶芸界ってどう?「動物のためのえさ鉢展」ギャラリー玄海(東京) |
1987 | アジアの弟子となり、タイ・ラオス・インド・ネパール・インドネシア・マレーシアを子連れで旅する タイ・バンコクのシラパコーン美術大学にて制作+展覧会、インドを放浪して8ヶ月を過ごす |
1991 | マレーシア・マラ工業大学にて制作+展覧会 |
1997 | タイ・ナコーンラチャシマ県のダァンクェーン村の亀の窯にて制作 |
1998 | 高知の山のてっぺんの棚田の真ん中に移住する |
2001 | 3年がかりで薪窯をつくり、薪窯の弟子となる |
2004 | うつわ祥見(鎌倉) 個展、以降隔年で開催 |
2007 | DVDブック『うつわびと小野哲平』(祥見知生著・ラトルズ刊)が出版される 「土から生まれるもの」高知県立牧野植物園にて開催 |
2010 | 村上隆主宰 カイカイキキギャラリー個展(東京) カチカエル、永積崇とバリカタツアー インドベナレスへ |
2012 | アフリカ・マダガスカルへバオバブの木に会いに行く 高知県立美術館「TABERU」出展 |
2013 | 熊本県天草市にて若い陶芸家とのワークショップを行う |
2015 | 作品集『TEPPEI ONO』出版(青幻社 Seigensha Art Publishing) CIBONE (東京) 個展 沖縄県立芸術大学陶芸科にてワークショップを行う(以後毎年) |
2016 | Lost &Found個展(北京)、以降隔年で開催 小器藝廊 xiaoqi +g 個展(台北)、以降隔年で開催 |
2017 | 作品集『小野哲平的器物 由土而生』を中国にて出版(湖南文芸出版社) 「塊」をうつわノート(埼玉)にて発表 SARA Japanese potteryとDAIICHI ART GALERY (NY) 同時開催 |
2019 | 「debris」をうつわノートにて発表 |
2020 | shoka(沖縄)個展 アソネ(札幌)個展 |
2021 | キム・ホノとの二人展 星月夜(愛知) 国立新美術館SFTギャラリー(東京)「ツボる展」出展 |
2022 | CIBONE Brooklyn(NY)個展 この年から、ラオス北部レンテン族の村に通い始める |
2023 | 二階堂明弘(にかいどう あきひろ)との二人展 essence kyoto(京都) ポーランド アウシュビッツ強制収容所跡を訪ねる |
2024 | 莨室(北京)個展 |
2024 | ennen(上海) 二階堂明弘との二人展 桃居(東京) |
2025 | 沖縄の作家、渡慶次弘幸(とけし ひろゆき)、山本憲卓(やまもと のりたか)との三人展 RENEMIA(沖縄) 美術専攻の学生との対話の会を開く |
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- 定価
- 本体 7,000円+税
- 発行日
- 2025年5月23日
著者 | 小野哲平 |
企画 | 祥見知生(SHOKEN inc.) |
ブックデザイン | 菊地敦己 |
撮影 | 西部裕介 |
翻訳 | 室生寺玲 |
校正 | 伊藤梨香(SHOKEN inc.) |
協力 | 野澤昌平(p.151) |
サイズ | A4判 |
頁数 | 160頁、作品頁:146頁フルカラー |
製本 | 上製本(函入り) |
テキスト | Japanese & English |
- 書籍コード
- ISBN978-4-903348-83-4 C0072

