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タイムトンネル・シリーズ VOL.17 宇野亞喜良

TIME TUNNEL SERIES Vol.17 Akira Uno

【タイムトンネル・シリーズについて】
クリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンで、1994年から2013年にかけて開催された「タイムトンネル・シリーズ」展31回とともに刊行された31冊の本がリニューアルして復刊。
デザイナー、イラストレーター、写真家の、子供時代に始まり、両親、兄弟のこと、日々の暮らしぶり、仕事への取り組み方、考え方など、インタビュー取材をもとに、人間を浮き彫りにしたシリーズ。発刊時は、展覧会場でのみ販売、広く読んでいただくことができなかったが、多くの方々の購読のご希望にお応えして復刊の運びとなった。展覧会会場写真、展覧会告知ポスターをカラーで増補、開催時の雰囲気を感じて頂きたい。

宇野亞喜良
グラフィックデザイナー・イラストレーター

プロフィール

1934年愛知県生まれ。父親が室内装飾業を営んでおり、その影響で幼い頃から絵を描き始め、画家の宮脇晴に師事。1952年名古屋市立工芸高校図案科を卒業。高校卒業後、カルピス食品工業に入社し、同社の広告・宣伝に携わる。1960年日本デザインセンター入社、1964年宇野亞喜良、原田維夫、横尾忠則の三人でデザイン事務所「スタジオ・イルフィル」結成(翌年、解散)を経てフリー。同1964年灘本唯人、和田誠、山口はるみ、横尾忠則らと東京イラストレーターズ・クラブを結成(70年解散)。
50年代から鬼才イラストレーターとして活躍し、寺山修司の舞台、宣伝美術を手がけ時代の寵児となる。イラストレーター以外にキュレーターや舞台美術、芸術監督等も務めた。1999年からは、麻布十番納涼祭りのポスター、うちわのデザインを担当している。
2017年資生堂マジョリカマジョルカによる似顔絵ジェネレーター「マジョリ画」のための描き下ろし似顔絵パーツを制作。宇野亞喜良ブランド「QXQX」を立ち上げる。

主な受賞

1982年第13回講談社出版文化賞さしえ賞、1992年山下明生作の『カモメの家』で第6回赤い鳥さし絵賞。2008年『悪魔のりんご』で第13回日本絵本賞、2015年新宿梁山泊『ジャガーの眼』の美術および結城座『オールドリフレイン』の人形美術に対し第22回読売演劇大賞選考委員特別賞。1999年紫綬褒章を、2010年旭日小綬章を受章。

主な作品集

『宇野亞喜良60年代ポスター集』(ブルースインターアクションズ、2003)、『奥の横道』(幻戯書房、2009)、『宇野亞喜良クロニクル』(グラフィック社、2014)、『宇野亞喜良ファンタジー挿絵の世界』(パイ インターナショナル、2016)。

絵本

『白猫亭』(小学館、2004)、『上海異人娼館』(寺山修司・原作、アートン、2004)、『おおきなひとみ』(谷川俊太郎・詩、芸術新聞社、2013)、など多数。

主な個展

刈谷市美術館、Bunkamuraギャラリー、クリエイションギャラリーG8、ギンザ・グラフィック・ギャラリー、伊勢丹アートギャラリー、銀座三越など多数。

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  • 定価
  • 本体1,000円+税
  • 発行日
  • 2023年7月31日
監修大迫修三
サイズ天地257ミリ×左右182ミリ
頁数116頁、カラー頁:24頁
製本ソフトカバー、ジャケット装
  • 書籍コード
  • ISBN978-4-903348-61-2 C0023

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