タイムトンネル・シリーズ VOL.21 五十嵐威暢
TIME TUNNEL SERIES Vol.21 Takenobu Igarashi
クリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンで、1994年から2013年にかけて開催された「タイムトンネル・シリーズ」展31回とともに刊行された31冊の本がリニューアルして復刊。
デザイナー、イラストレーター、写真家の、子供時代に始まり、両親、兄弟のこと、日々の暮らしぶり、仕事への取り組み方、考え方など、インタビュー取材をもとに、人間を浮き彫りにしたシリーズ。発刊時は、展覧会場でのみ販売、広く読んでいただくことができなかったが、多くの方々の購読のご希望にお応えして復刊の運びとなった。展覧会会場写真、展覧会告知ポスターをカラーで増補、開催時の雰囲気を感じて頂きたい。
五十嵐威暢
グラフィックデザイナー・彫刻家
プロフィール
1944年北海道滝川市生まれ。1968年多摩美術大学卒業、1969年カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院修士課程修了。90年代まではデザイナーとしてグラフィックを中心に大手企業のCIなどを手掛けながら、プロダクトデザイナーとしても活動。1994年以降は本拠地をロサンゼルスに移し彫刻制作に専念、2004年6月帰国。彫刻家、デザイナーとして活動。代表作は、ニューヨーク近代美術館、世界30カ所以上の公立美術館に永久保存。個人作品集は、日本、中国、韓国、ドイツ、スイス、英国、米国で出版されている。
2023年秋、金沢工業大学内に五十嵐威暢アーカイブがオープン。多摩美術大学名誉教授。
主な仕事
コーポレートアイデンティティデザイン、コーポレートシンボルデザインとして、サントリーホール、旧明治乳業、王子製紙、ノーリツ、金沢工業大学、多摩美術大学、JRタワー(札幌)、サミットストア、旧三井銀行、旧PARCO PART3、カルピス食品工業など。ニューヨーク近代美術館のポスターカレンダー、ショッピングバッグ、トランプなどのデザインを長年担当。
彫刻作品として、麻布十番商店街の「KUMO」、サントリーホールの「響」、滝川市一の坂西公園の「ニョキニョキ」、札幌芸術の森美術館「Komorebi」などの金属彫刻、パセオ(札幌市)地下広場の「テルミヌスの森」、赤坂Kタワーの「The mother earth 大地」、大田区総合体育館の「森と海と人の賛歌」などのセラミック彫刻、東京ミッドタウンの「予感の海へ」、鹿島赤坂別館「Beyond the Horizon」、大通BISSEの「sky dancing」、かぜのびの「ゆ・ふ・る・じ」などの木彫刻をはじめ、素材を問わず、多くの作品をパブリックスペースのために制作。太郎吉蔵デザイン会議(2007〜2020年)を企画立案、現在、北海道新十津川町のアトリエ・ギャラリー「五十嵐威暢美術館 かぜのび」で制作を続ける。
主な受賞
第二回勝見勝賞、ロサンゼルスアートディレクターズクラブ最優秀デザイン賞、iFデザイン賞(ハノーバー、ドイツ)、毎日デザイン賞特別賞、グッドデザイン賞、北海道文化賞、外務大臣表彰など。
主な著書・関連書
『Takenobu Igarashi』Axel Menges(ドイツ、2002)、『五十嵐威暢』(河北出版社、中国、2003)、『Takenobu Igarashi: Design & Fine Art』Graphis(米国、2018)、『はじまりは、いつも楽しい —デザイナー・彫刻家 五十嵐威暢のつくる日々』柏艪舎(日本、2018)、『Takenobu Igarashi A-Z』Thames & Hudson(英国、2020)など。
- 定価
- 本体1,000円+税
- 発行日
- 2023年7月30日
監修 | 大迫修三 |
サイズ | 天地257ミリ×左右182ミリ |
頁数 | 120頁、カラー頁:26頁 |
製本 | ソフトカバー、ジャケット装 |
- 書籍コード
- ISBN978-4-9033458-60-5 C0023