タイムトンネル・シリーズ VOL.24 本橋成一
TIME TUNNEL SERIES Vol.24 Seiichi Motohashi
クリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンで、1994年から2013年にかけて開催された「タイムトンネル・シリーズ」展31回とともに刊行された31冊の本がリニューアルして復刊。
デザイナー、イラストレーター、写真家の、子供時代に始まり、両親、兄弟のこと、日々の暮らしぶり、仕事への取り組み方、考え方など、インタビュー取材をもとに、人間を浮き彫りにしたシリーズ。発刊時は、展覧会場でのみ販売、広く読んでいただくことができなかったが、多くの方々の購読のご希望にお応えして復刊の運びとなった。展覧会会場写真、展覧会告知ポスターをカラーで増補、開催時の雰囲気を感じて頂きたい。
本橋成一
写真家・映画監督
プロフィール
1940年東京都生まれ。1963年自由学園卒業。1965年東京綜合卒業。
主な活動・受賞歴・作品集
1968年写真集「炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。以後、サーカス、上野駅、築地魚河岸、大衆芸能など、市井の人々の生きざまに惹かれ写真に撮り続ける。1991年よりチェルノブイリ原発とその被災地ベラルーシに通い、汚染地で暮らす人々を写し撮る。1995年「無限抱擁」で日本写真協会年度賞、写真の会賞を受賞。1998年「ナージャの村」で第17回土門拳賞受賞。写真家として活動すると同時に、「ナージャの村」「アレクセイと泉」「バオバブの記憶」などのドキュメンタリー映画も制作している。2002年 ドキュメンタリー映画『アレクセイと泉』公開。第52回ベルリン国際映画祭でベルリナー新聞賞及び国際シネクラブ賞受賞。第12回サンクトペテルブルク映画祭でグランプリなど受賞多数。2003年映画館「ポレポレ東中野」運営を開始、写真家、映画監督として活動を続ける。展覧会と同時に写真集も発表、『炭鉱〈ヤマ〉』(現代書館、1968)、『サーカスの時間』(筑摩書房、1980)、『上野駅の幕間』(現代書館、1983)、『ふたりの画家 丸木位里・丸木俊の世界』(晶文社、1987)、『魚河岸 ひとの町』(晶文社、1988)、『サーカスが来る日』(リブロポート、1989)、『老人と海』(朝日新聞社、1990)、『サーカスの詩』(影書房、1993)、『無限抱擁』(リトルモア、1995)、『ナージャの村』(平凡社、1998)、『アレクセイと泉』(小学館、2002)、『生命(いのち)の旋律~本橋成一が撮る人間の生き様集~』(毎日新聞社、2004)、『バオバブの記憶』(平凡社、2009)、『昭和藝能東西』(オフィスエム、2010)、『屠場〈とば〉』(平凡社、2011)、『上野駅の幕間』新装改訂版(平凡社、2012)、『サーカスの時間』増補再構成版(河出書房新社、2013)、『炭鉱〈ヤマ〉』新版(海鳥社、2015年)、『無限抱擁』新版(西田書店、2016)、『在り処』(NOHARA、2016)、『青函連絡船の人びと』(津軽書房、2016)、『築地魚河岸ひとの町』(朝日新聞出版、2016)、『位里と俊』(オフィスエム、2017)、『新版 屠場』(平凡社、2021)。
2023年展覧会「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」(東京都写真美術館・東京)が開催された。
著書
『パリのお菓子屋さん』(共著・山本益博、文化出版局、1980)、『砂の水平線』(共著・立松和平、平凡社、1990)、『砂の旅人』(共著・立松和平、駸々堂、1993)、『ナージャ希望の村』(学習研究社、2000)、『イラクの小さな橋を渡って』(共著・池澤夏樹、光文社、2003)。
映像作品
『ナージャの村』1997年(監督)、『アレクセイと泉』2002年(監督)、『ナミイと唄えば』2006年(監督)、『水になった村』2007年(プロデューサー)監督・大西暢夫、『バオバブの記憶』2009年(監督)、『祝の島』2010年(プロデューサー)監督・纐纈あや、『ある精肉店のはなし』2013年(プロデューサー)監督・纐纈あや、『アラヤシキの住人たち』2015年(監督)。
- 定価
- 本体1,000円+税
- 発行日
- 2023年10月31日
監修 | 大迫修三 |
サイズ | 天地257ミリ×左右182ミリ |
頁数 | 116頁、カラー頁:26頁 |
製本 | ソフトカバー、ジャケット装 |
- 書籍コード
- ISBN978-4-903348-66-7 C0023